バニラエアは29日、同社3路線目となる東京(成田)－札幌(新千歳)線を就航させ、また同日深夜には東京(成田)－台北(桃園)線の深夜便の増便を行った。

【公式サイト】バニラ・エア


　成田空港では新千歳線の就航にあたって、バニラエア石井知祥社長による挨拶の後、JW901便(初便)の出発を見送った。

　JW901便が到着した新千歳空港では、現地メディアや地元ゆるキャラたちの出迎えを受け、初便搭乗記念品の贈呈など、祝賀ムードに包まれた。


　しかし、折り返し成田空港に向かったJW902便は無事に到着したものの、着陸間際に油圧ポンプ配管からのオイル漏れによるトラブルに見舞われる。(機体番号：JA01VA） 機体整備のためその後の4便（新千歳線1往復2便、那覇線1往復2便）に欠航が生じ、29日最終のJW905便（成田－新千歳）も1時間28分の遅延で出発、折り返し最終のJW906便（新千歳－成田）も同様に遅延し、成田空港に22時57分に到着した。

　また、29日の深夜に増便したJW105便(成田－台北、機体番号：JA02VA）もトラブルに見舞われる。成田空港を出発したものの、台湾桃園国際空港周辺の濃霧の影響で着陸できずに引き返し、那覇空港にダイバート（到着地変更）した。この機体は30日には折り返しJW106便（台北－成田、欠航）、JW803便（成田－那覇、遅延）となる予定の機体だった。

　これら複数のトラブルの影響で30日も欠航や遅延が相次いでいます。ご利用の方は、バニラエアの運行状況にご注意ください。

【1月30日の欠航・遅延】
JW106 欠航：台北(桃園)－東京(成田)
JW801 欠航：東京(成田)－沖縄(那覇)
JW802 欠航：沖縄(那覇)－東京(成田)
JW803 遅延(使用機材到着遅れ)：東京(成田)－沖縄(那覇) ※JA02VA
JW805 欠航：東京(成田)－沖縄(那覇)
JW806 欠航：沖縄(那覇)－東京(成田)
JW901 条件付き運行：東京(成田)－札幌(新千歳)
JW903 欠航：東京(成田)－札幌(新千歳)
JW904 欠航：札幌(新千歳)－東京(成田)

【出発空港への引き返し(1/29出発便)】
JW105 東京(成田)－台北(桃園)

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